当研究所の吉富愛望アビガイル客員研究員が、テレビ朝日「羽鳥慎一 モーニングショー」(月~金曜午前8時)のコメンテーターに就任しました。

吉富研究員は、CRS細胞農業研究会で広報委員長を務めており、日本における培養肉業界のルール形成に関する提言書作成及び情報収集・分析・発信に携わるほか、Forbes Japanが選ぶ「30 under 30 Japan 2020」Law and Policy(法と政策)部門で選出されました。

吉富研究員は、今回の就任を受け、以下のようにコメントしております。

「本就任を受け、培養肉をはじめとする細胞農業産業や弊所の活動への注目度向上に貢献したいと思います。

細胞農業・培養肉について国際的に法整備等の議論が進むなか、弊会(CRS細胞農業研究会)も日本を代表し、細胞農業技術や商売を取りまくルールがどうあるべきか議論を進め、世界に向けて発信しております。

自分は、日本食のブランド力を支える畜産農家の新たな商機獲得、収益性の向上及び細胞の知財の保護に向けたルール形成に向け、細胞農業に関わる国際的なルール形成の議論に、細胞の知財の取り扱いなど生産者の収益源を守るアジェンダを盛り込み合意形成をしていきたいという想いで、細胞農業研究会にて提言書作成等の業務に携わっております。

日本は世界に誇る「日本食」、「和牛」などの食のブランド・発信力、世界基準で高品質な肉細胞を作り出す豊富かつハイレベルな畜産に対する研究開発力を有しておりますが、一方で、世界の食技術の発展スピードには目を見張るものがあり、一企業で業界の情報収集や意見発信を行うことは容易ではないと考えております。来る市場環境の様相に応じて自国の食分野における強みの維持・更なる商機の確保を業界として行う必要があるという使命感のもと、今後も活動してまいりたいと思います。」