多摩大学ルール形成戦略研究所(CRS)とテンプル大学現代アジア研究所(ICAS)と共同で開催するZoomセッション「安倍晋三の経済遺産と日本の将来展望」をご案内します。
安倍晋三氏が辞任したことで、日本の憲法史上最長の首相の座に終止符が打たれました。 2006-07年の1年間の首相就任に失敗した後、政権に復帰した安倍元首相は、経済に焦点を当て、日本を活性化させるための三本の矢政策やウーマノミクスを謳いながら、経済に力を入れることを誓い、その職務を全うしました。
本セミナーでは、日本政治に詳しいリチャード・カッツ氏と村上博美氏をスピーカーに迎え、安倍政権のバランスシートについて議論し、菅政権への期待を解説致します。
リチャード・カッツ氏は、カーネギー国際倫理協議会シニアフェロー、週刊東洋経済の特別特派員。1996年にニューヨーク大学で経済学修士号取得。日本に関する月刊ニュースレター「The Oriental Economist Report」の編集者を長年務めているが、現在はサバティカル(休暇)中。
カッツ氏は日本に関する2冊の本の著者である。1冊目は『日本:酸欠システムによる日本経済の奇跡の興亡』(1998年)、2冊目は『日本の不死鳥:経済再生への長い道のり』(2002年)。東洋経済新報社からそれぞれ日本語版が刊行された。
また、Foreign Affairs2014年7-8月号(https://www.foreignaffairs.com/articles/asia/2014-06-16/voodoo-abenomics)に「ブードゥー・アベノミクス」を掲載するなど、新聞や雑誌に定期的に論説やエッセイを執筆している。
村上博美(むらかみ・ひろみ) 氏は経済戦略研究所シニアフェロー、TUJ非常勤教授。これまでに、戦略国際問題研究所(CSIS)、日本医療政策機構、政策研究大学院大学(GRIPS)など、日米の機関で様々な政策プロジェクトに従事。専門分野は、国と産業の関係、日米経済関係、国際保健政策など。女性と若い世代のエンパワーメントを目的としたJapan Institute for Social Innovation and Entrepreneurship(www.jsie.net/en)の創設者。ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院で国際関係学の博士号を取得。
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