当研究所の所長である國分俊史が執筆した『経営戦略と経済安保リスク』(日本経済新聞出版社)が、書籍紹介プラットフォーム「セレンディップ」で紹介されました。
「セレンディップ」は、良書を紹介する洗練された書籍紹介プラットフォームとして、ビジネスパーソンの必読書を厳選し、ハイライトを10分で読めるダイジェストにまとめて配信しています。
『経営戦略と経済安保リスク』は、ビジネスマンに今の時代に必読の良書と評価いただき、紹介される運びとなりました。
以下、ダイジェストを要約したイントロダクションをご覧いただけます(ダイジェスト全文は会員の方のみ)
【新刊】米中冷戦を“熱戦”にしない「ルール作り」とは
URL:https://www.serendip.site/20211110/
[イントロダクション]
今や、米国と中国が、経済的な「冷戦」状態にあることは、世界情勢を考える上で基本的な前提とするべきだろう。
この冷戦は、当事者の米中企業だけでなく、特定の中国企業と取引のある企業が米国企業のサプライチェーンから排除されるなど、日本企業にも多大な影響を及ぼす。各企業はどう動けばいいのだろうか。
同著者の『エコノミック・ステイトクラフト 経済安全保障の戦い』(日本経済新聞出版)に続く本書では、米中冷戦下で、政府や企業がどのように戦略を描くべきかを多角的に論じている。
冷戦に決着をつけようとして軍事的衝突に発展するのを避け、むしろ冷戦を長期化し現状を維持することを「大戦略」とし、その前提で各企業の経営がどうあるべきかを提言。たとえば、さまざまな社会課題の解決に各企業が資源を投入せざるを得ないような「ルール」の形成によって、中国企業の過度な成長や市場独占を抑えることが有効としている。