SPEAKER

ウリケ・シェーデ

多摩大学ルール形成戦略研究所・テンプル大学共催で、ウリケ・シェーデ氏による「日本の事業再構築と北東アジアの新たな競争力強化」と題したセッションを行います。

【日時】10月28日(水) 日本時間午前10時~11時半

【題目】Japan’s Business Reinvention and the New Competitive Dynamics in Northeast Asia(日本の事業再構築と北東アジアの新たな競争力強化)

【スピーカー】ウリケ・シェーデ氏(Ulrike Schaede)(カリフォルニア大学サンディエゴ校グローバル政策・戦略学部日本ビジネス学科教授)

【使用言語】英語(同時通訳なし)

【セミナー形式】Zoom・無料

【概要】

韓国・台湾・中国の企業は、消費者向け最終製品や事務機器などを高品質に量産する、という独自のゲームで日本を打ち負かしてきた。日本企業は、その台頭に対応して、ディープテックな入力部品や先端材料、化学品、部品などの分野で競争するために、ゆっくりとではあるが着実に再配置を行ってきた。今日、日本企業は、重要なインプットとなる少なくとも500の異なる製品カテゴリーにおいて、世界市場で50%以上のシェアを保有しており、企業や市場セグメントの規模も幅広く分布している。これが「ニッチ戦略の集合体」となり、日本が多くのグローバルサプライチェーンの技術的アンカーとなっていることを意味している。最終製品に「ジャパン・インサイド」のラベルが貼られていなくても、飛行機から車、コンピュータ、携帯電話に至るまで、ブランドを問わず、日本のインプットは私たちの日常生活の中で重要な存在となっています。このことは、米国では見過ごされがちな、アジアにおける新たな貿易や資源の依存関係、競争上の相乗効果を生み出している。

本イベントでは、ウリケ・シェーデ氏の日本のビジネスと経営に関する幅広い研究に基づき、アジアにおける日本の新たな役割などについて講演して頂きます。

ウリケ・シェーデ氏は、カリフォルニア大学サンディエゴ校の日本ビジネス教授。JFIT(Japan Forum for Innovation and Technology)のディレクターであり、GPS(School of Global Policy and Strategy)の国際経営トラックの責任者。日本の企業組織、戦略、経営に関する著書は5冊、論文は50本以上。研究テーマは、ビジネスや経済を組織化する様々な方法の社会的・経済的効率性の結果を理解すること。主な研究分野は、グローバル化、金融市場組織、コーポレート・ガバナンス、雇用、イノベーション、新しいデジタル経済に照らした日本の企業戦略。新著に『日本のビジネス再発明~新・日本を理解する方法とその理由~』(2020年6月・スタンフォード大学出版)。

【参加登録】
お申し込みはこちらから
お申込み〆切:2020年10月27日 正午(日本時間)

【共同ホスト】
テンプル大学ジャパンキャンパス
ICAS共同ディレクター
ロバート・デュジャリック

多摩大学ルール形成戦略研究所客員教授
パシフィック・フォーラム上級顧問
ブラッド・グロッサーマン

多摩大学ルール形成戦略研究所
事務局長・客員教授
井形彬