SPEAKER

井形彬

CRS客員教授・事務局長

【題目】
岸田政権下における経済安全保障政策の変遷と展望

【概要】
従来、日本の政策を分析する専門家は、主に伝統的な安全保障の分野における日本の政策を分析することに主眼を置いてきました。しかし、日本で現在起きている一連の新しい動き、すなわち「経済安全保障」を巡る様々な動きを無視することはできない状況となってきています。

米中競争の激化を背景に、日本の経済安全保障政策はここ数年で急速に変化しています。その内容は、組織の変革・新しい法律の制定・民間企業への支援の強化など多岐にわたっています。これらの傾向は、経済安全保障担当大臣を新設した岸田政権の下でさらに加速すると考えられます。

ここ数年、日本の経済安全保障政策はどのような変遷を遂げてきたのでしょうか。そして、岸田政権の下で日本の経済安全保障政策はどのような変化を見せるのでしょうか。日本における所謂「経済安全保障の目覚め」は、日米関係や日中関係にどのような影響を与えるのでしょうか。

この影響は日本国内のみにとどまりません。EU・Quad諸国・ファイブアイズ諸国・東南アジア諸国など、他の主要なアクターと日本はどのように協力していくべきでしょうか。

本セミナーではこのような論点について、国際組織や日本の政治家・省庁・民間企業に対して長年にわたり経済安全保障問題のアドバイスを行ってきた井形彬氏をお招きし、議論を深めていきます。

【日時】
2021年11月22日(月)17:00 ~18:30(日本時間)

【開催方法・言語】
・オンライン(Zoom利用)
・言語:英語

【参加方法】
icas@tuj.temple.eduにご一報ください。メールでの参加登録は必須ではありませんが、ご連絡頂けると助かります。

当日は以下のZoomリンクからお入りください。
https://temple.zoom.us/j/96238227945
Meeting ID: 962 3822 7945

【スピーカー】
井形 彬(いがた あきら)
多摩大学ルール形成戦略研究所 事務局長・客員教授。

国際議員連盟の「対中政策に関する列国議会連盟(IPAC)」経済安保政策アドバイザーや、米国シンクタンクのパシフィック・フォーラムSenior Adjunct Fellowを兼務。その他様々な立場から日本の政府、省庁、民間企業に対してアドバイスを行う。

【スポンサー】
CRS (ルール形成戦略研究所)
https://crs-japan.org//

ICAS, Temple University (テンプル大学現代アジア研究所)
https://www.tuj.ac.jp/icas/