当研究所と、East-West Center Washingtonによるフェローシップの全過程が終了しました。

当該フェローシップは、日本・米国・東南アジアから6人の研究者たちを招聘し、2月の東京プログラム・3月の米国プログラムを通じて、広くアジアの政治・経済・外交について理解を深めるためのものです。
以下に掲載する各研究者たちのリサーチトピックに関連する省庁・大学・シンクタンクの方のもとへ赴き、受講・質疑・ディスカッションを行いました。

【参加した研究者名・肩書・リサーチトピック】

ジェフリー・D・ビーン氏(Mr.)
・戦略的国際研究センター(CSIS)のアジアプログラムCogitAsiaにおける、アジア政策ブログ編集者。
リサーチトピック:東南アジアとのパートナーシップを模索することによる、半導体サプライチェーンの混乱に対する日米の対応の枠組み ~血と汗とシリコンの結晶~

ウィリアム(ホイット)ロイド氏(Mr.)
・ジョンズホプキンス大学ポール・H・ニッツェ高等国際関係大学院博士課程在学中。
リサーチトピック:ASEAN経済共同体(AEC)の強化

マーク・ブライアン・マナンタン氏(Mr.)
・国立チェンチ大学東南アジア研究センター研究員、パシフィックフォーラムヤングリーダーズフェロー。
リサーチトピック:東南アジアのデータガバナンスモデルの構築 ~3Cアプローチ~

ポン・スヴァナセン氏(Dr.)
・マンチェスター大学博士研究員。
リサーチトピック:銀行および輸出金融セクターにおいて社会的・環境的セーフガードの成功事例を採用し、ASEANの金融規制空間を調和させる上での日米の役割の調査~対等な立場で~

柳田健介氏(Mr.)
・日本国際問題研究所(JIIA)リサーチフェロー。
リサーチトピック:インド太平洋における、質の高いインフラストラクチャー・パートナーシップを促進するための政策フレームワーク ~準地域協力を超えて~

杉本りうこ氏(Ms.)
・雑誌「ダイヤモンド」副編集長。
リサーチトピック:東南アジアにおいて、企業が新しいエレクトロニクス業界のサプライチェーンを構築する際に重視されるものとは ~業界の歴史が未来を決める~

【当該フェローシップについて、イーストウエストセンター所長リマイ博士からのコメント】

本プログラムは、米国・日本・東南アジアの若い専門家たちを一同に集めて研究・教育・交流活動を行うことにより、政策に関連する様々な分野にわたって協力する機会について相互に理解を深める”コホート”の構築を目指しています。各フェローの個々の作業テーマは、コホートの視点と議題、および米国・日本・東南アジアの関係者と専門家によっておのずと定まることになるでしょう。 国際交流基金と、東京米国大使館におかれましては、資金提供をいただき大変感謝しております。

【当該フェローシップについて、当研究所井形客員教授からのコメント】

リサーチフェロー達が東京に到着した瞬間に、ダイナミックアジアフェローシップにおける日・米・東南アジアパートナーシップの東京プログラムが始まります。
彼らは、学術界・官僚・メディア・民間セクター・シンクタンク関連の専門家たちとのディスカッションに参加します。この機会を利用して、地に足のついた研究論文を書くだけでなく、人脈を広げ、日本で学び取れるすべてのものを楽しんでくれることを期待しています。

こちらからThe East-West Center Launches Second Class of the U.S.-Japan-Southeast Asia Partnership in a Dynamic Asia Fellowshipのプレスリリースをお読みいただくことができます。

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