当研究所(所長:國分俊史)は、この度「ハームリダクションライフスタイルのルール形成に向けた研究会」(略称:HRL政策研究会)を創設し、12月15日に衆議院議員会館で初回となる研究会を開催しました。

ハームリダクションライフスタイル(以下、HRL)とは、健康リスクを低減可能なプロダクト、またはその可能性のあるプロダクトであるハームリダクションプロダクト(以下、HRプロダクト)を利用して、生活習慣病を引き起こすリスクを 無理なく低減する生活スタイルです。

本研究会では、HRプロダクトを提供する企業に加えて、データヘルスや健康経営の国際ルール化に関連する企業、さらには省庁担当者が参加しました。

研究会の冒頭では、甘利明ルール形成戦略議員連盟会長ならびに中山展宏ルール形成戦略議員連盟事務局長にご挨拶頂き、本件研究会の重要性をご説明いただきました。

参加した企業からは、①HRプロダクト、②データヘルス、③健康経営の国際ルール化といったテーマで、新たなルール形成の必要性や、既存のルールにおける論点が示されました。

①については、HRプロダクトの定義を健康診断5項目から健康環境(空気等)へさらに拡張することの必要性が示されました。
②については、「データヘルス事業を成長させていく上で、薬機法においてウェルネス診断機器やヘルスケア機器といったカテゴリを追加するルール形成が不可欠ではないか」という論点が示されました。
③については、「ハームリダクションライフスタイル政策を国際ルール化していくことは、日本の国際競争力を強化する上で有益である」という意見が示されました。

研究会では今後、各社からの詳細なヒアリング(プレゼン形式)を経て、来年春頃を目途に取りまとめる予定の政策提言書に本議論を反映していきます。

第1回研究会 参加企業一覧(五十音順)
江崎グリコ株式会社
合同会社Endian
株式会社クォンタムオペレーション
コニカミノルタ株式会社
一般社団法人社会的健康戦略研究所
株式会社日本疾病予測研究所
日本生命保険相互会社
日本たばこ産業株式会社
日本電気株式会社
株式会社ネイチャーラボ
株式会社はくばく
パナソニック株式会社 アプライアンス社
株式会社フジクラ健康社会研究所
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン合同会社

 

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