2024年4月23日、当研究所の市川客員教授が株式会社日立製作所と国立研究開発法人産業技術総合研究所主催の「循環経済移行に向けた国際標準化シンポジウム」にパネリストとして登壇しました。
市川客員教授は,① セクター固有で大企業が個別に運用するサーキュラーエコノミー情報プラットフォームの乱開発は止めることはできないだろう。これは将来,顧客の運営する多数のプラットフォームへの加入を余儀なくされる中小企業の負担が増す可能性が高く,プラットフォームをまたがって情報を伝達する仕組みの構築への国の投資が必須である,② 循環型経済の仕組みを作っても慣性モーメントがないと経済は回らない。起爆剤として,資源循環性に着目したエコポイント制度をつくり,優れた製品を購入した消費者に代金の一部還元を考えるべきである,という2点を提案しました。

以下のURLからシンポジウムのアジェンダがご覧になれます。
https://unit.aist.go.jp/hitachi-cecrl/symposium1/index.html