2023年7月4日に当研究所の市川芳明客員教授のインタビュー記事『国際標準化、日本が主導権握るには 専門家に聞く』が、日経産業新聞と日経電子版に掲載されました。
インタビューで市川客員教授が指摘したポイントは以下の通りです。

欧米は国際標準を経済や社会、経営に大きな影響を及ぼす『社会ルール』と位置づけて重視しています。例えば、欧州連合(EU)はカーボンニュートラルのため、輸入製品の排出量の算定に国際標準を活用。環境規制が緩く排出量が多い国からの輸入品に課徴金の支払いを義務づける産業政策によって市場を創出していますが、日本は発想が古いままです。すべてのビジネスは社会課題の解決から始まります。要件を明らかにして標準化すれば世界に先駆けて新たな市場を作り出せます。日本も国として標準化に携わる人材が活躍する場をつくれば、企業が出向させて国際標準づくりの現場経験を積めます。経験を積めば議論する相手の発言を先読みしてリードできます。

インタビュー記事は、以下のURLから読むことができます
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC26B4B0W3A620C2000000/