2024年10月 31日に人的資本経営の国際規格を検討しているISO専門委員会TC 260の年次総会が、市川客員教授が委員長を務める国内審議団体の主催により東京で行われ、世界15カ国から人的資本経営のエキスパート達が集まりました。同時にメインスポンサーとして会場を提供した日本生命保険の主催によるセミナーも行われ、市川客員教授が基調講演を行いました。
注目されたのは現在進行中のISO 30414(人的資本報告ガイドライン)の改訂作業とISO 30201(人財マネジメントシステム)の開発です。両者はお互いに補い合う関係にありますが、前者は既に発行されている現行版が日本の上場企業が行う非財務情報開示の内容に影響を与えていることから今回の改訂に大きな関心が集まりました。後者のISO 30201は企業の人材マネジメントの取り組みに対する要求事項が記載される予定であり、発行後にはホワイト企業であることを客観的に証明する基準となるだろうと指摘しました。
当日の詳しい内容は、日経BPの「Human Capital Online」でご覧いただけます。
https://project.nikkeibp.co.jp/HumanCapital/atcl/column/00008/111200059/