2024年1月16日~19日、さいたま新都心で開催されたISOの専門委員会TC34(食品)の国際会議に,市川客員教授が参加しました。
TC 34は戦後にISOが設立されると同時に開始された最も古い専門委員会の一つであり,これまでにおよそ1000種類もの食品や農業にかかわる国際標準を発行してきました。
現在17の小委員会(SC)と8つの作業部会(WG)において,食品の種類(コーヒー,野菜,肉類など)別,技術別(NMRによる測定法),課題別(サステナビリティ)に多くの取り組みがなされています。
このなかで,日本が提案して可決された災害食認証のための規格作りがWG25(非常時や危機状況における食品安全保障)において開始されました。
プロジェクトリーダーの国立健康・栄養研究所/国際災害栄養研究室の笠岡室長とともに,市川客員教授が国際座長を務めます。
今回の初回会合では複数の国のエキスパートが参加し,各国の関心の高さがうかがえました。
現在日本にのみ認証制度が存在していますが,このISO規格をきっかけに海外に広がり,国内メーカーの輸出機会も高まることが期待されます。

画像
WG 25グループ写真(左)と展示された日本の認証災害食

×

×