AAA國分所長が執筆した「エコノミック・ステイトクラフト 経済安全保障の戦い」が発売されます

2020年04月20日

当研究所の所長である國分俊史が執筆した、「エコノミック・ステイトクラフト 経済安全保障の戦い」(日本経済新聞出版社)が、2020年5月9日に発売されます。

【概要】

中国が巧妙に展開しているエコノミック・ステイトクラフトへの危機感の高まりから、2019年8月に米国において国防権限法が大きく改定されました。米国はAIや自動運転技術などのハイテク技術が中国へ流出することを最小化し、中国の成長スピードを遅らせることこそが国家安全保障政策の要と位置付け、同盟国の企業の意識改革まで念頭に置いた制度設計を検討していることを明らかにしています。防衛産業に直接関係ない産業も、のんびり構えてはいられません。

このように経済環境が大きく変わることになったにもかかわらず、日本企業の危機感は弱いままです。米国ならびに米国の同盟国と円滑に経済関係を維持していくためには、国防権限法という規制の網に準じた経営体制を構築することが焦眉の急となっています。

巨大な中国市場なくしては日本の安定的な成長はあり得ない為、中国と経済関係を縮小さえしていれば良いというわけでもありません。

日本には、米中冷戦を梃子に市場を切り開くルール形成が求められています。日本はアメリカというルール形成者とうまくつきあうという受け身の姿勢だけでなく、自国に有利なルールの形成をはかるという能動的な姿勢で動かなくてはならないのです。

本書はこちらからご購入いただけます。

AAA『Enterprise Zine』に西尾主席研究員のインタビューが掲載

2020年04月25日

2020年4月22日、Enterprise Zine(データテクノロジー/情報セキュリティ/ITリーダー向け専門メディア)において、当研究所の西尾素己主席研究員がインタビューを受けた記事、「今こそ知るべきサイバーセキュリティの「新基準」日本企業が対応すべきNISTとは何か─西尾素己氏に訊く」が公開されました。

情報セキュリティに関する調達要件に関して、アメリカでの要件の変遷とトレンドについてお話しています。
また、当該記事の第2弾が6月に公開される予定です。

ぜひご一読ください。

https://enterprisezine.jp/article/detail/12817

AAA『日本経済新聞』に國分所長のコメントが掲載

2020年04月06日

2020年4月1日(水)、日本経済新聞の記事「国家安保局に「経済班」発足 新型コロナ対応も急務」に、当研究所の國分所長のコメントが掲載されました。

新型コロナウイルスに関連した、今後の国家保安局の対応について自身の見解を述べています。

ぜひご覧ください。

https://r.nikkei.com/article/DGXMZO57510630R00C20A4PP8000

AAACRS-EWCWフェローシップが終了しました

2020年04月10日

当研究所と、East-West Center Washingtonによるフェローシップの全過程が終了しました。

当該フェローシップは、日本・米国・東南アジアから6人の研究者たちを招聘し、2月の東京プログラム・3月の米国プログラムを通じて、広くアジアの政治・経済・外交について理解を深めるためのものです。
以下に掲載する各研究者たちのリサーチトピックに関連する省庁・大学・シンクタンクの方のもとへ赴き、受講・質疑・ディスカッションを行いました。

【参加した研究者名・肩書・リサーチトピック】

ジェフリー・D・ビーン氏(Mr.)
・戦略的国際研究センター(CSIS)のアジアプログラムCogitAsiaにおける、アジア政策ブログ編集者。
リサーチトピック:東南アジアとのパートナーシップを模索することによる、半導体サプライチェーンの混乱に対する日米の対応の枠組み ~血と汗とシリコンの結晶~

ウィリアム(ホイット)ロイド氏(Mr.)
・ジョンズホプキンス大学ポール・H・ニッツェ高等国際関係大学院博士課程在学中。
リサーチトピック:ASEAN経済共同体(AEC)の強化

マーク・ブライアン・マナンタン氏(Mr.)
・国立チェンチ大学東南アジア研究センター研究員、パシフィックフォーラムヤングリーダーズフェロー。
リサーチトピック:東南アジアのデータガバナンスモデルの構築 ~3Cアプローチ~

ポン・スヴァナセン氏(Dr.)
・マンチェスター大学博士研究員。
リサーチトピック:銀行および輸出金融セクターにおいて社会的・環境的セーフガードの成功事例を採用し、ASEANの金融規制空間を調和させる上での日米の役割の調査~対等な立場で~

柳田健介氏(Mr.)
・日本国際問題研究所(JIIA)リサーチフェロー。
リサーチトピック:インド太平洋における、質の高いインフラストラクチャー・パートナーシップを促進するための政策フレームワーク ~準地域協力を超えて~

杉本りうこ氏(Ms.)
・雑誌「ダイヤモンド」副編集長。
リサーチトピック:東南アジアにおいて、企業が新しいエレクトロニクス業界のサプライチェーンを構築する際に重視されるものとは ~業界の歴史が未来を決める~

【当該フェローシップについて、イーストウエストセンター所長リマイ博士からのコメント】

本プログラムは、米国・日本・東南アジアの若い専門家たちを一同に集めて研究・教育・交流活動を行うことにより、政策に関連する様々な分野にわたって協力する機会について相互に理解を深める”コホート”の構築を目指しています。各フェローの個々の作業テーマは、コホートの視点と議題、および米国・日本・東南アジアの関係者と専門家によっておのずと定まることになるでしょう。 国際交流基金と、東京米国大使館におかれましては、資金提供をいただき大変感謝しております。

【当該フェローシップについて、当研究所井形客員教授からのコメント】

リサーチフェロー達が東京に到着した瞬間に、ダイナミックアジアフェローシップにおける日・米・東南アジアパートナーシップの東京プログラムが始まります。
彼らは、学術界・官僚・メディア・民間セクター・シンクタンク関連の専門家たちとのディスカッションに参加します。この機会を利用して、地に足のついた研究論文を書くだけでなく、人脈を広げ、日本で学び取れるすべてのものを楽しんでくれることを期待しています。

こちらからThe East-West Center Launches Second Class of the U.S.-Japan-Southeast Asia Partnership in a Dynamic Asia Fellowshipのプレスリリースをお読みいただくことができます。


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