2022年3月15日、当研究所の田中雄作客員研究員が、一般財団法人国際貿易投資研究所主催のオンラインセミナーに登壇し、「米中摩擦に対する企業の対応」について講演を行いました。
https://iti.or.jp/seminar220315.pdf
当研究所の所長である國分が事務局長を務めている「技術安全保障研究会」にて、新たな提言をまとめました。
激化する経済安全保障環境の変化を見据え、国家安全保障科学技術局(日本版 DARPA)の設立などを提示しています。
提言書は左のリンク(モバイルの方は画面下部)からダウンロードできます。
以下、メールマガジンのバックナンバーを掲載します。一部にリンク切れ・ブラウザによる表示崩れなどがございますが、ご容赦くださいませ。なお、PDF版もダウンロード可能です。
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発行者: CRS細胞農業研究会事務局広報委員会
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広報委員長
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2022/03/16
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オランダ政府 培養食品試食の認可の制度化目指す |
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サマリー
- オランダ下院は16日、培養肉などの細胞培養食品の国内での試食について、限定的な条件下で認める法案を可決
- 同法案は今後、政府での承認段階へと進む
- EUでは培養肉などの上市にあたり食品の摂取による健康への影響評価報告が必要となるが、試食の適法性が曖昧なため、事業者は上市手続きを事実上実施できない状態にあった。
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コメント:
- 試食が可能になれば、上市手続きを進めることができるため、EUは培養肉の販売に向けて一歩前進したと評価できます。オランダでは過去に、培養肉の上市前試食の扱いをめぐりトラブルが発生していました。シンガポールで2020年に培養肉を上市したイート・ジャスト社は、当初EUでの上市を目指してオランダ政府当局に上市手続きを申請しましたが、当局が上市前のリスク評価に必要な試食を認めなかったため、シンガポールに申請先を切り替えて販売が実現しました。
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資金調達環境
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2022/03/21
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2021年の代替タンパク質市場への投資総額は約50億ドル(約5500億円)
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サマリー
- Good Food Instituteが、2021年の代替タンパク質市場への投資総額が過去最高の50億ドル(約5500億円)に上ったと発表
- 5億ドルの内訳は、細胞培養分野には14億ドル(約1540億円)、発酵分野には17億ドル(約1870億円)、プラントベース分野には19億ドル(約2090億円)となった
- 細胞培養分野では、Future Meat Technologies(3億4700万ドル)、Aleph Farms(1億ドル)、BlueNalu(6000万ドル)をはじめとした大型資金調達が相次ぎ、2021年には新たに8社がシリーズB以上の資金調達を実施した。
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コメント:
- 代替タンパク質市場への歴代投資総額のうち、73%にあたる80億ドルが2020年と2021年に調達されたことになり、コロナ禍による代替タンパク質市場の成長加速が明らかになった形となりました。
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ビジネス環境
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2022/03/16
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Aleph Farms 細胞培養コラーゲンを開発
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サマリー
- イスラエルのAleph Farms社が細胞培養コラーゲンを開発と発表
- 同社は2024年中の培養コラーゲン上市を目指している。
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コメント:
- Aleph Farmsは、細胞培養による畜産業の完全な代替を目指して、培養肉だけでなく、コラーゲンなどの副産物の代替品の開発にも取り組みたいとコメントしています。
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2022/03/17
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Amazon Fresh プラントベース商品のプライベートブランドを展開へ
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サマリー
- Amazonで生鮮食品を販売するAmazon Freshがプラントベース商品のプライベートブランド(PB)を展開すると発表
- 商品ラインナップは15種類あり、バーガーパティやアーモンドミルク、ミートボールなどが含まれている
- 同ブランドは今年中に商品ラインナップをさらに追加する予定。
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コメント:
- Amazon FreshはPB商品の拡充を進めており、PBによる低価格化を強力に進めています。そのAmazon FreshのPBラインナップにプラントベースが加わることで、成長の減速が明らかになりつつある代替肉市場にどのような影響があるのか、注目です。
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2022/03/10
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Impossible Foods ヘム成分開発のMotif Foodworksを特許侵害で提訴
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サマリー
- 米代替肉大手のImpossible Foodsが、同社のコア技術であるヘム成分の特許侵害を理由に、ヘム成分のHEMAMIを開発販売するMotif Foodworksを提訴した
- ヘム成分は肉感を再現するために不可欠な原材料で、Impossible Foodsは大豆由来のタンパク質であるレグヘモグロビンを合成する遺伝子を酵母に注入し、この遺伝子改変された酵母を培養することでヘムを生産している
- Impossible Foodsは、この酵母に関する情報が不正に利用されたと主張しており、HEMAMIの製造販売停止を求めている。
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コメント:
- 以前のニュースレターでもご紹介したように、Motif Foodworksは先日、米国食品医薬品局(FDA)から食品添加物としての安全性を認めるGRAS認証を取得し、HEMAMIの販路拡大を目指していました。ヘム成分はプラントベース代替肉の品質向上に重要な成分であり、今回の訴訟の影響が注目されます。
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イベント告知や皆様のニュースリリースなど、本レターに載せてほしい情報や興味深い内容などありましたらぜひお気軽に共有ください。
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Foot note
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2022年3月10日、『日本経済新聞』の<経済教室>に、当研究所の市川客員教授の寄稿「国際標準化戦略の課題(上) 政策主導で専門組織創設を」が掲載されました。
日本経済新聞電子版の有料会員の方のみ、こちらから全文をお読みいただけます。